私たちも畑を始めてから、分からないことがあれば自分たちで調べています。
しかし、実際に畑をやっている先輩方から教えてもらうことも多く、自分たちだけでは思いつかなかった土づくりの方法を知る機会もたくさんありました。
その中で教えてもらったのが、その年に作物を育てるためだけではなく、土に有機物などを戻しながら、毎年少しずつ土を良くしていくという考え方です。
そこで私たちも先輩方に教えてもらった4層の構造をつくり、土を循環させる畝を作っています。
せっかく畑をするなら、その年だけ作物を育てて終わりではなく、作物を育てるたびに土も少しずつ良くなっていく畑にしたい。
- 4層構造の畝とは?
- 4層構造の畝の作り方
今回は、私たちが先輩方から教えてもらい、実際に畑で行っている4層構造の畝作りを紹介します。
4層構造の畝とは?

私たちが作っている「4層構造の畝」とは、それぞれの層に役割を持たせ、その役割に合わせた資材を重ねて作る畝のことです。
下から順番に、
① 炭
② 腐葉土
③ 土+牛糞+バーク堆肥
④ 藁(草マルチ)
という4つの層になっています。
土の中には炭や腐葉土、堆肥などを使って土壌環境を整え、作物が根を張る層を作ります。そして一番上には藁を敷き、土の表面を乾燥や雑草などから守ります。
このように、「土の中を整える層」と「土の表面を守る層」を組み合わせ、畝全体を作っていくのが、私たちの4層構造の畝です。
また、私たちはその年だけ作物を育てて終わりではなく、作物を作り終えたら、腐葉土、堆肥、藁の有機物を土に戻しながら、毎年少しずつ土を良くしていくことを目指しています。
4層構造の畝の作り方
それでは、実際に四層構造の畝を作っていきます。
作り方は、下から順番に4つの層を重ねていくだけです。
① 一番下に「炭」を入れる


まず、荒起こしした畝の中央に30㎝ほど穴を掘ります。
そこに炭を入れて一層目を作ります。
炭は水分の保持と微生物の住処の役割があります。
炭には細かな穴がたくさんあり、水分を保持したり、微生物の住みかになったりする働きがあります。
雨が少ないときには土の中の水分を保つことが期待でき、さらに微生物がすみつくことで、有機物の分解や養分が利用される過程にもつながります。
そこで私たちは、水分を保ち、微生物がすみやすい環境を作るために、畝の一番下に炭を入れています。
※炭を作る際、ワシらは伐採木や竹を無煙炭火器を使って作っています。
▶︎無煙炭火器を使った炭作りについて詳しく解説しています。
▶︎ワシらが使っている無煙炭火器はこちら
② 炭の上に「腐葉土」を入れる

次に、炭が隠れるくらいまで腐葉土を入れていきます。
腐葉土は有機物を含んでおり、土の中に有機物を補給し、土づくりに役立てるために使っています。

炭の上に腐葉土を入れ終えたら、掘り起こした土を一度炭と腐葉土の上に戻していきます。
③ 「土+牛糞+バーク堆肥」を入れる


その上に、植物の成長する養分と根が張りやすい環境を作るために土に牛糞堆肥、バーク堆肥を合わせたものを入れます。
目安として1㎡当たり、
牛糞1kg、バーク堆肥2kg入れます。
植物が育ちやすい環境になるよう三本鍬でしっかり混ぜます。
1週間ほど土を寝かせてから畝を立てて完成です。
【完成した畝】

④ 一番上に「藁」を敷く

最後に、植物がある程度の大きさになったら畝の表面全体を藁で覆います。
藁は土の表面を覆うことで、土の保湿と地面への直射日光避けに使っています。
また、ワシらは刈り取った雑草を畝に覆っています。
雑草は乾燥したら立派な藁になるので、一石二鳥です。
土が見えなくなるように藁を敷けば、四層構造の畝の完成です。
このように、
「炭 → 腐葉土 → 土+牛糞堆肥+バーク堆肥 → 藁」
の順番で重ねていきます。
それぞれの資材に役割を持たせながら、土の中を整え、最後に表面を藁で守るというのが、私たちの四層構造の畝作りです。
また作物を育て終えたら、炭以外を混ぜて必要なら資材を追加します。
そうすると畝を次に使う時には、土の状態が使うたびに良くなっていく畑運用をすることができます。
▶︎ワシらが雑草を刈るときに使っている鎌も紹介しています。


▶︎ワシらが実際に使っている鎌はこちら
まとめ
今回は、私たちが先輩方から教えてもらい、実際に行っている4層構造の畝作りを紹介しました。
作り方は、
「炭 → 腐葉土 → 土+牛糞堆肥+バーク堆肥 → 藁」
の順番で重ねていくだけです。
炭で水分を保ち、微生物がすみやすい環境を作り、腐葉土や堆肥で土に有機物を加え、最後に藁や草マルチで土の表面を守ります。
そして私たちが大切にしているのは、その年に作物を育てて終わりにしないことです。
作物を育て終わった後も、腐葉土や堆肥、藁などの有機物を土に戻し、必要に応じて資材を追加しながら、少しずつ土を良くしていく。
まだまだ畑を始めたばかりの私たちですが、こうして毎年土づくりを続けながら、作物を育てるたびに畑も良くなっていくような土づくりを目指していきたいと思います。



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