世界最大級の食用ヒマワリ「マンモスロシアン」を5月から育て、夏の終わりに無事、種を収穫することができました。
ところが、収穫した種をよく見てみると、食べるには小さすぎる種も大量にあります。
「このまま捨てるのはもったいない。でも、何かに利用できないだろうか?」
そこで考えたのが、ヒマワリの種を肥料として畑に戻す方法です。
ヒマワリの種には植物の生育に必要な養分が含まれているため、粉砕して土に戻すことで、有機肥料として利用できます。また、種の殻も堆肥化などに利用できるため、収穫後に出るヒマワリを無駄なく畑へ還元することができます。
今回は、実際に収穫したマンモスロシアンの種を使って、食べられない種を肥料として再利用する方法を紹介したいと思います。
ヒマワリの種は肥料として利用できる?

「ヒマワリの種が肥料になる」と聞いても、少し意外に感じるかもしれません。
しかし、ヒマワリの種は、発芽して新しい植物を育てるために必要な栄養を蓄えている部分です。
種の中には、タンパク質や脂質などの有機物に加えて、植物の生育に関わる窒素・リン・カリウムなどの養分が含まれています。
そのため、食べられない小さな種を捨ててしまうのではなく、細かく粉砕して土に戻すことで、種に含まれる有機物や養分を畑へ還元することができます。
ヒマワリの種に含まれる養分にはどんな役割がある?

ヒマワリの種に含まれる養分は、それぞれ植物の生育に異なる役割を持っています。
窒素は、植物の葉や茎などを育てるために欠かせない養分です。
特に葉の生育に重要で、不足すると葉が黄色くなったり、生育が悪くなったりすることがあります。
ヒマワリの種に含まれるタンパク質などの有機物には窒素が含まれているため、土の中で分解されることで、窒素源の一つとして利用されます。
リンは、根の発達や花・実の生育などに関わる養分です。
また、植物がエネルギーを利用するためにも必要とされており、発芽から生育、開花や結実まで幅広く関係しています。
カリウムは、植物の水分調節や生育全体を支える働きがあります。
窒素のように葉や茎を作る材料になるというより、植物がさまざまな働きを正常に行うために重要な養分です。
種に含まれる養分は、そのまま植物に吸収されるわけではない
ここで注意したいのが、粉砕したヒマワリの種を土に入れたからといって、含まれている養分がすぐに植物へ吸収されるわけではないということです。
土に入った種は、土壌中の微生物によって少しずつ分解されます。
その過程で、有機物に含まれている養分が植物の利用しやすい形へ変化していきます。

- 種に蓄えられていた有機物や養分を土に戻す。
- 微生物が分解する
- 養分が土の中へ還元される。
- 植物の生育に利用される。
という循環を作ることです。
- 食べられない小さな種を無駄にせず再利用できる。
- 種に含まれる有機物を土に戻せる。
- 植物由来の養分を畑へ還元できる。
- 自分の畑で育てたヒマワリを、収穫後も土づくりに利用できる。
私が特に魅力を感じたのは、「ヒマワリを育てて収穫したら終わり」ではなく、収穫後に残った種まで畑に戻せることです。
食べられる種は食用に利用し、食べられない小さな種は肥料として再利用する。
そうすることで、マンモスロシアンから出たものをできるだけ無駄にせず、畑の中で資源を循環させることができます。
ヒマワリの種を肥料にする方法

ヒマワリの種を肥料にする方法を紹介するよ。
①ヒマワリの種を乾燥

まず採れたヒマワリの種を風通しのいい場所で2週間くらい乾燥させるよ。
水分を減らことでカビや腐敗を防ぎ、粉砕・保管しやすくなるよ。
②ヒマワリの種を粉砕

ワシらは、粉砕するのにコーヒーミルを使用しています。
コーヒーミルは硬いコーヒーの実を粉末にできるからヒマワリの種も一瞬で粉末にできます。
一応愛用のコーヒーミルでヒマワリの種がどれくらい粉末にできるか動画にしたから、参考にしてね。
▶オススメのコーヒーミルはこちら
※300Wのハイパワーで小型で場所も取らないですし、分解して簡単に洗えるのでお手入れも簡単にできます。
▶コーヒーミルでヒマワリの種を粉末にした動画
③ヒマワリの種を保管

ワシらはジップロックで密封して直射日光が当たらないように保管してるよ。
カビが生えるとせっかくの肥料が傷んじゃうから、シリカゲル等の乾燥剤と一緒に保管するのがオススメ。
▶実際に使用したジップロックと乾燥剤はこちら
④完成した肥料を畑に撒く

畑に撒く際は、少量づつ撒いてね。
大量に撒くと、土の中の微生物が急速に分解をはじめて、作物に悪影響が出るから注意してね。
分量としては、1㎡当たり50〜100gが目安だよ。
まとめ
今回は、収穫したマンモスロシアンの中から、食べるには小さすぎる種を肥料として再利用する方法を紹介しました。
ヒマワリの種には、タンパク質や脂質などの有機物に加えて、窒素・リン・カリウムなどの植物の生育に関わる養分が含まれています。
そのため、食べられない種でも捨ててしまわず、乾燥→粉砕→保管→畑に撒くことで、種に含まれる有機物や養分を土へ戻すことができます。
今回の方法なら、食べられる種は食用に利用し、食べられない種は肥料として畑に戻せるため、マンモスロシアンを無駄なく活用できます。
また、一度に大量に撒くと土の中で分解が急速に進み、作物の生育に影響する可能性があるため、少量ずつ使用することが大切です。
マンモスロシアンを育てている方で、食べきれない種がたくさん余っているなら、捨てるのではなく、次の作物を育てるための資源として畑に戻してみてはいかがでしょうか。


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