論文で証明!バイオ炭入り堆肥で家庭菜園の野菜が収量1.7倍になる方法  

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こんにちは、「ゆー」です。「みー」です。
私たちは、15年間も放置された荒れた農地を、自分たちの手で少しずつ開拓しながら暮らしています。

堆肥に炭を混ぜると野菜がよく育つ」ってよく言われてるけど本当?本当なら土に混ぜない手はないよね。

それね、実は科学的に証明されてるんだよ。たくさんの実験をまとめたメタ解析で、平均で収量が約1.7倍になるって結果も出てるんだ。

え、そんなに変わるの?

今回は、その研究の内容と家庭菜園でどう応用できるかを紹介するね。

1.研究内容:バイオチャー入り堆肥で野菜はどれくらい育つ?

バイオ炭の黒い炭素材のイメージ写真

そもそもバイオ炭ってなに?

バイオチャーは、木や植物を高温で炭にしたもので、土に混ぜると水分や栄養をためて土を元気にし、植物の成長を助ける素材だよ。

今回参考にした研究は、
「Biochar‑amended compost as a promising soil amendment for enhancing plant productivity: A meta‑analysis study」(Shunxi Zhou他・2023年、PubMed掲載)
です。
この研究では、堆肥にバイオチャー(木や植物を炭化したもの)を混ぜると、野菜や作物がどれだけ成長するかを、過去の多数の実験データから平均して調べています。論文出典:PubMed 36972883

研究内容

さまざまな野菜や作物で、2種類の土で比較
1.普通の堆肥のみを混ぜた土
2.堆肥+バイオチャーを混ぜた土
→成長や収量を収穫時に比較

実験結果

収量(作物ができる量)が平均 +74.9%→ほぼ1.7倍の収穫量になる計算
土の栄養(窒素や有機物)も増加→ 土がふかふかになり、植物が栄養を取りやすくなる
有害な金属の吸収が減少→古い畑や山の土でも、安全性が高まる可能性あり

うわぁ、ただ育つだけじゃなくて土まで良くなるんだ!

だからやらない手はないんだよ。

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2.なぜバイオチャー入り堆肥で育つのか?

元気に育つ家庭菜園の野菜のイメージ写真
育つ理由

・バイオチャーは炭のような構造で、水分や養分をしっかり保つ
・堆肥の栄養も長く土に留まる
・土が元気になることで、植物が栄養を取りやすくなり成長しやすくなる
・安全性も向上(重金属の吸収が減る)

つまり「栄養をためてゆっくり放す」「土を元気にする」「安全性も上がる」の三拍子がそろった効果です。

3.家庭菜園でも使える方法

論文の結果を家庭菜園サイズでどう応用できるかも紹介するね。

準備するもの

・完熟堆肥(市販または自家製)
・バイオチャー(市販品または木炭をさらに炭化したもの)
・プランターや小区画の畑

使い方目安(家庭サイズ)

・論文では1㎡あたり約1kg(10〜20t/haの換算)のバイオチャー入り堆肥が効果的
・プランターなら0.3〜0.5kg程度でもOK
・植え付け前に土とよく混ぜる(深さ20〜30cm程度)

注意点⚠️

・収量は平均値なので必ずしも1.7倍になるわけではない
・バイオチャーの種類や土の状態、作物の種類で効果が変わる
・少量から試して、様子を見ながら増やすのが安全

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まとめ

まとめ

・バイオチャー入り堆肥で収量が1.7倍になる可能性あり
・土が元気になり、水分や栄養が保持される
・重金属吸収も減るので安全性アップ
・家庭菜園でも1㎡あたり0.3〜1kgの目安で混ぜるだけで試せる

うちの畑でもやってみようよ!

“バイオチャー(灰)入り堆肥で野菜を育てる”は是非やりたいね。

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