抜根してたら雨が降ってきて、そのまま放置したらレバーホイストのチェーンが錆ちゃった…
【錆たレバーホイストの写真】

濡れたままにしたのがダメだったね…今回はレバーホイストの錆落としについて紹介しようか。
▶︎ちなみに、ワシらが使っているレバーホイストはこちらでレビューしてるよ。↓
金属製道具の錆問題…。酸素と水分があると発生するので、地球上で生きている限り回避不能。
とはいえ、レバーホイストはチェーンが錆びると引っ張った時にチェーンが千切れて壊れるだけでなく怪我にも繋がります。
今回は錆てしまったチェーンの錆び取りと錆が起きにくいメンテナンスを紹介します。
・錆び取りに必要な道具
・チェーンの錆び取りの手順
1.錆び取りに必要な道具
チェーンの錆を落としていくんだけど、必要な道具はこんな感じかな。
【錆び取りに必要な道具一覧写真】

①ラストリムーバー
・用途: 錆そのものを「化学的に溶かして除去」するための液体。
・原理: 酸性(または中性)の薬剤が酸化鉄(錆)を分解して落とす。
・特徴:①錆を根本から落とせる(表面だけでなく細かい部分もOK)。
②使用後は中和・水洗い・防錆処理が必要。
②KURE 5-56
・用途:銃克・防錆・清掃用スプレー。
・原理:浸透油が錆の隙間に入り込み、動きよ良くしたり、錆を浮かせて落とす。
・特徴:①「錆を取る」というより「動きを回復+今後の錆を防ぐ」目的。
②軽い錆や汚れの除去には有効。
③強い錆には効果が薄い。
③パーツクリーナー
→錆落としをする前にチェーンに着いた汚れを落とす。
④真鍮ブラシ
→ラストリムーバーで分解した錆の細かい部分まで落とすために使用。鉄ブラシもあるが金属を傷つけるため、真鍮ブラシがオススメ。
⑤ハケと皿
→ラストリムーバーを塗るために使用。
⑥スポットと水
→チェーンの錆が軽い場合、ラストリムーバーを2〜3倍に薄めるために使用。
⑦ウエス
→汚れをふき取るのに使用。
2.チェーンの錆落としの手順
写真を交えながらチェーンの錆落としの手順を紹介していくね。
①ウエスでチェーンの汚れをとる
まずは簡単にパーツクリーナーとウエスを使ってチェーンに付着した汚れを落とすよ。
メンテナンス前に道具を綺麗にしてあげるのは基本だね。
【ウエスでチェーンを綺麗な状態にしている写真】

▶︎レバーホイストでワシらは伐採や切り株抜きもしています。
作業の様子はこちらの記事で詳しく紹介しているよ。↓



②ラストリムーバーをチェーンに塗る
まずラストリムーバーを塗っていくわけだけど、酸性の液体だから必ず手袋をして塗ってね。
【ラストリムーバーを塗る前に手袋をしている写真】

早速塗っていくんだけど、今回チェーンの錆が軽いから原液を薄め塗っていくよ。軽い錆なら水で2〜3倍に薄めて使ってね。
【ラストリムーバーを錆びたチェーンに塗っている写真】

塗ったら1〜2分くらい待つよ。
③真鍮ブラシで錆を落としていく
ラストリムーバーの分解が終わったら、真鍮ブラシで細かい錆も一緒に落として行くよ。
ブラシでチェーンの表面の錆を擦って落としてね。
【真鍮ブラシでチェーンの錆を落とす写真】

▶︎この方法は斧の錆び取りにも応用できます。
④ウェスでラストリムーバーを拭き取る
チェーンに付着したラストリムーバーを水を染み込ませたウエスで、拭き取るよ。
【水を染み込ませたウエスでラストリムーバーを拭き取る写真】

ラストリムーバーをしっかり拭き取って、最後は乾拭きで仕上げてあげてね。
⑤錆止めのKURE 5-56をチェーンに吹きかける
仕上げに錆止めのKURE 5-56を吹きかけて完了だね。
【錆止めのKURE 5-56をチェーンに吹きかける写真】


KURE 5-56は錆止めの効果だけじゃなくて、浸透油が錆の隙間に入り込むことで細かい錆落としもしてくれるから、最後の仕上げにもってこいだね。
⑥錆たチェーンのビフォー&アフター
最初の写真と比較すると錆がなくなって綺麗になったね。
【錆たチェーンのビフォー写真】

【錆たチェーンのアフター写真】

まとめ

・メンテナンスを怠けると道具はどんどん劣化する。
・道具に付いた錆はラストリムーバーを使えば簡単に落とす事ができる。
錆びた道具を放置するとどんどん道具がダメになるから、メンテナンスはすごく重要だね。
錆びた道具でもやり方次第でまた復活できるから、是非この記事を参考にして欲しいね。




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