写真有|斧の刃こぼれを自分で修理する方法!ヤスリと砥石で簡単メンテナンス

刃こぼれした斧をヤスリと砥石で修理する手順を紹介するためのアイキャッチ画像。DIYで斧の刃を直すイメージ写真。
※記事内にプロモーションを含む場合があります

【刃こぼれした斧の写真】

斧の刃こぼれ状態の写真

「斧が刃こぼれを起こしちゃったけど、修理を業者にお願いすると高いし…自分で安く修理できないかな?」

そんなお悩みありませんか?

実は斧の刃こぼれは大体のものは「鉄工ヤスリ」と「砥石」があれば、DIY初心者でも修理することが可能です。

この記事でわかること

・刃こぼれした斧を修理する道具
・刃こぼれした斧の修理方法
・斧の研ぎ方

実際に私たちも、刃こぼれした斧をこの方法で修理してきました。

この記事では、失敗しないコツを含めて徹底解説します。

斧の刃こぼれを修理する道具

斧の刃こぼれの修理はこれらの道具があればできるよ。

斧の刃こぼれ修理に必要な道具一覧

①鉄工ヤスリ(荒目仕上げ一体型)
潰れた斧の刃を研ぐのに使用。荒目、仕上げ用が必要。オススメは荒目と仕上げが一体になったヤスリが一本あると本数を抑えられるよ。

②バイス
→斧を固定するのに使います。360°回転できるやつがあると色んな角度に対応できるからオススメ。

③砥石
刃を直した後に刃の仕上げとして使用します。斧は研ぎ用の400番と仕上げ用の800番か1000番の砥石があれば大丈夫。個人的には砥石がセットで売られているのがあれば、色々な刃物に対応出来るからオススメ。

刃こぼれした斧の直す

写真を交えながら説明していくね。

①バイスで斧を挟む

【斧をバイスで挟んだ写真】

斧を修理するためにバイスでしっかり固定している様子

まずは斧をバイスで挟んで固定するよ。

しっかり固定しないと研ぎが安定しないからしっかり挟もう。

▼使用したバイスはこちら

※重量があるので、ネットで自宅に送って貰えますし、一旦設置すると色々なものが固定できるので、DIYやメンテナンスなどで便利です。

②斧の刃こぼれを直す

【刃こぼれした部分を鉄工ヤスリで研いでいる写真】

鉄工ヤスリの荒目で刃こぼれした斧の刃先を削って修理している写真

まずは鉄工ヤスリの荒目で潰れた場所を研いで元に戻して行くんだけど、研ぎ方は斧の刃に沿って研ぐと綺麗になりやすいよ。

イメージしやすいように刃こぼれした場所を研いでいる様子を動画にしたから参考にしてね。

【刃こぼれした場所を荒研ぎしている動画】

鉄工ヤスリの荒目面で斧の刃を荒砥ぎ

▼斧を研いだ鉄工ヤスリはこちら

※鉄工ヤスリは100均にもありますが、斧の刃を削るにはしっかりしたヤスリじゃないとすぐに壊れますし、荒目、仕上げが一体になっていることでヤスリの本数を抑えられます。

③荒研ぎした斧のビフォー&アフター

【斧のビフォー写真】

修理前の刃こぼれが大きい斧の刃先の状態

【斧のアフター写真】

荒目ヤスリで刃こぼれ跡がなくなった斧の修理後の刃先

刃こぼれ部分が鋭角になったね。

とりあえず刃がある程度整ったから、次は刃を仕上げて行くね。

▶︎研いでいる斧はこちら

※薪割り、枝打ち、伐採まで一本でこなせる斧。私たちは開拓で使っていますが、キャンプやブッシュクラフトにもおすすめ。

▶︎ハルタホースのオールラウンドプラスについて詳しく解説している記事もあるのであわせてご覧ください。

④刃を整える

最後に仕上げ用のヤスリを使って、斧の刃を整えていくよ。

研ぐ時は、刃全体を一度に研ぐのじゃなくて、刃の部分部分を分けながら研いでいくと綺麗に刃ができるよ。

これもイメージしやすいように動画にしたから参考にしてね。

【仕上げ用ヤスリで刃を仕上げている動画】

鉄工ヤスリの仕上げ面で斧の刃を仕上げる

⑥刃こぼれした斧のbefore &after

【修理前の写真】

修理前の刃こぼれが大きい斧の刃先の状態

【修理後の写真】

刃こぼれが解消された修理後の状態。

刃こぼれした刃と修理した後の刃を比較してみたよ。

刃が直って一応これでも使えるけど、次は更に仕上げていくよ。

斧を砥石で更に仕上げる

最後の仕上げとして斧を砥石で研いでいくよ。

①砥石を水に浸す

【砥石に水を吸わせている写真】

斧を研ぐために砥石を水に浸して吸水させている写真

砥石を5分から10分くらい水につけて十分に水を吸わせるよ。あと、斧の仕上げは砥石の400番位で研いで、800番〜1000番で仕上げるよ。

▶︎おすすめの砥石はこちら

※砥石は斧だけじゃなく、包丁などの刃物も研げるので一式セットを持っておくと便利です。

②マジックで研ぐ部分に印を付ける

【斧の研ぐ部分をマジックで塗る写真】

研ぐ角度を把握するために斧の刃にマジックで印をつけている写真

まず研ぐ部分にマジックで印をつけて研ぐ部分を分かりやすくしないとね。もちろん油性マジック。

研いだ後にマジックで塗った部分が消えていたらちゃんと研げているって証拠になるよ。

③砥石で斧を研ぐ

【斧の研ぐ場所が砥石に当たっている写真】

斧の刃先に砥石を当ている様子。

研ぎ方は斧を固定して固定された斧を砥石で直接研ぐやり方。斧は包丁みたいに研いでも、刃が湾曲してるから刃を満遍なく研ぐのが難しいんだよね。

研ぐ角度は斧にマジックを塗った部分が砥石に当たる場所を探して一定の角度を保ったまま研ぐのがコツ。

【斧を砥石で研いでいる写真】

砥石を使って斧の刃を研いでいる様子。

斧は両刃だから両方の刃を研ぐよ。研ぐ回数を決めて満遍なく研いでいきます。

表10回研いだら、裏10回研ぐみたいに交互に研いでね。

【斧を研いで印のマジックが消えた写真】

研ぎ作業で斧の刃に塗ったマジックが消え、均一に研げている状態の写真。

研ぐ目安として、これを繰り返していくと刃に返りが出てくるので、指で触って引っかかる感じが出たら研ぎ上がりのサインだよ。

あと、綺麗に研げたら刃に塗ったマジックが削れて消えてるからそれも目安にしてね。

一応研いでいる様子を動画にしたからよかったら参考にしてね。

【初心者向け砥石で斧を研ぐ動画】

斧研ぎ初心者向けの砥石で斧を研ぐ方法

▶︎おすすめの砥石はこちら

※砥石は斧だけじゃなく、包丁などの刃物も研げるので一式セットを持っておくと便利です。

④ 斧の研ぎ上げ完了

【刃こぼれした斧の写真】

斧の刃こぼれ状態の写真

【刃こぼれ修理後の斧の写真】

刃こぼれを修理して刃先が整った斧の写真。ヤスリと砥石でメンテナンスした後の状態。

刃こぼれした刃が復活したね。刃が潰れてたのが嘘みたい。

最後に錆止めを振りかけて修理&メンテナンス完了。

【最後の仕上げに錆止めを振りかけている写真】

刃こぼれ修理を終えた斧に錆止めスプレーをかけて仕上げている様子。

まとめ

刃こぼれの修理と研ぎが完了し、刃が復活した斧の全体写真。
まとめ

・斧はわざわざ修理に出さなくても、やり方と道具があれば自分で直せる。
・日頃の修理&メンテナンスは道具を長持ちさせる。

刃こぼれした時はちょっと焦ったよね。

刃物はよっぽどのことがない限り修理できるから、是非記事を参考にしてもらえるとワシらも嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました