ドリルで穴を開けてサンフーロンを注入|切り株を枯らして抜根する最も簡単な方法

サンフーロンで切り株を枯らして抜根する方法を紹介するアイキャッチ画像

切り株をそのまま放置しておくと、邪魔で畑作りや整地が進みません。

そんな時に役立つのが、除草剤「サンフーロン」を直接切り株に流し込んで枯らす方法です。

私たちも農地開拓で巨大な切り株に悩まされましたが、実際にサンフーロンを使って実験したところ、1か月で根までしっかり枯れて抜根が随分楽になったという結果が得られました。
サンフーロンは農業用として広く使われている強力な除草剤で、ジェネリック農薬なので正規品より価格が安く、コスパ良く使えるのも大きな魅力です。

この記事では、「サンフーロンを切り株に直接流し込んで枯らす方法」を私たちの体験談をもとに解説します。実際の作業工程・枯れ具合・抜根のしやすさを写真や動画で紹介するので、これから切り株の処理を考えている方にとってきっと参考になるはずです。

サンフーロンで切り株を枯らす体験談

ワシらの農地で、切り株をサンフーロンを使って1か月間で枯らし、その後抜根してみました。
この記事では、サンフーロンの使い方から切り株の取り除き方まで、実際の体験談を紹介します。

【枯らす前の切り株の写真】

サンフーロンを注入する前の切り株の状態。まだ生きており、水分を多く含んでいる様子。

大きい切り株の方が変化が分かりやすいと思うから、この切り株をサンフーロンで枯らしていくよ。

1. ドリルで切り株に穴を開ける

まずは切り株に穴を開けます。ポイントは「年輪の一番外側」
ここは木の水分が巡る部分なので、サンフーロンを注入すると効きやすいんです。

今回は深さ5cmの穴を念のため10箇所開けました。

水分が回るところだから、外側に注入するのがコツだね

今回は穴も大きめにして、たっぷりサンフーロンを注入できるようにしたよ。

【木の年輪の写真】

切り株の年輪の外側を指で指し示し、サンフーロンを注入する位置を説明している写真

ドリルで木に穴を開けた写真】

ドリルで切り株の外周に穴を開けている様子。サンフーロンを注入するための下準備。

2. サンフーロン原液を注入

ドリルで開けた穴に、サンフーロンの原液を注射器で注入します。

手袋を必ず着けて、手に薬剤がつかないよう注意しましょう。

量を調節できる注射器があると便利です。

【注射器で原液を入れている写真】

注射器を使って、サンフーロンの原液を切り株の穴に直接注入している様子。

※サンフーロンの除草効果について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

3. 穴にビニールを巻く

注入後は、穴をビニールで覆います。
サンフーロンは使用から6時間経てば雨でも影響ありませんが、念のため雨対策をしておきます。

この状態で1か月待ちます。

【サンフーロンを注入した穴にビニールを巻いた写真】

サンフーロンを注入した切り株の穴を、雨対策としてラップでしっかり覆っている様子。

4. 1か月後の変化

木の表面が乾いた感じになったね。デカすぎて流石にレバーホイストだけじゃ抜けなさそうだね…

でも、これならかなり枯れてるんじゃないかな。とりあえず掘り起こしてみようよ。

【サンフーロン注入前の写真】

サンフーロンを注入する前の切り株の状態。まだ生きており、水分を多く含んでいる様子。

【サンフーロン注入一か月後の写真】

サンフーロンを注入して1か月後、表面が乾き色が変化した切り株。

5. 切り株の掘り起こし

レバーホイストでも流石に動かないね。

流石にこんな広範囲に広がってる根じゃ抜けないよ…

【地面を掘り起こして切り株の根が見えてきた写真】

地面を掘り起こして切り株の根を露出させた様子。

ある程度根を掘り起こして、レバーホイストで太めの根を引っ張ると簡単に折れました。木が枯れている証拠です。

全部とは言いませんが根まで枯れているのがわかります。

【太い根をレバーホイストで引っ張る写真】

レバーホイストで切り株の根を引っ張ると簡単に折れる様子。サンフーロンで枯れているため、根が簡単に折れた。

根が簡単に折れるくらい枯れてたね。

残りの根を処理したら、レバーホイストで再チャレンジだね。

6. 切り株の根の切断

基本的に根の切断はノコギリと枝切り鋏で作業になるね。

細い、中位の根は枝切り鋏。太いのはのこぎりがいいね。

【ノコギリで切り株の根を切断している画像】

のこぎりで切り株の太い根を切断している様子。サンフーロンで枯れているため、根が簡単に切れる。

【枝切り鋏で根を切断している動画】

枝切バサミGARDENA(ガルデナ)TeleCut 520-670Bで切り株の根を切断

サンフーロンで根が枯れてるから切りやすい。

枯れてないと根の水分でのこぎりや枝切り鋏が滑って切れないから本当に助かる

【根を切り終えた切り株の写真】

根を切り終えた切り株の写真。

でも根を切る作業って、道具選びで全然効率が変わるよね。

ほんとそれ!切れ味が悪いと、無駄に時間かかるし…。

ワシらが実際に使って「これは良い!」と思った枝切り鋏とのこぎりをついでに紹介していくね。

▶︎ワシらが使っている根切りにおすすめの道具

枝切バサミ(GARDENA(ガルデナ)TeleCut 520-670B)

のこぎり(silkyゴム太郎 荒目)

7. 再度の抜根

【再度抜根動画】

サンフーロンで枯らして根処理して再度伐根

邪魔な根を取り除いたら、レバーホイストで簡単に抜けました。
根も枯れていたので作業が楽。

8. 枯れ具合の検証

【切り株の枯れた部分の写真】

サンフーロンで切り株を枯らした後の写真。枯れた部分が明確にわかり、抜根が容易になった様子を示している。

1か月では完全には枯れなかったけど、太い根はしっかり届いてたね。

あと1か月待てば、もっと楽に抜根できそうだね。

9.2ケ月間枯らしたら…

今回取り上げた切り株はデカすぎたのもあって、1か月では細部まで完全に枯らせませんでした。
しかし、別の切り株をサンフーロンの直接攻撃でさらに1ケ月枯らしてみたら、レバーホイストだけで抜根が可能になりました。

【サンフーロンで2ケ月枯らした切り株の抜根動画】

サンフーロンで枯らした切り株を伐根

まとめ サンフーロンで切り株処理を効率化

まとめ

・サンフーロンはラウンドアップと同成分のジェネリック農薬で、コスパ良く使える。
・ドリルで外周に穴を開け、サンフーロン原液を注入 → 1か月で根まで届く。
・2ケ月しっかり枯らせば、レバーホイストで直接抜根も可能。

👉 私たちも切り株で苦労しましたが、サンフーロンを使って切り株の伐根が本当に楽になりました。同じように困っている方は、きっと役立つはずです。

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