農地で保管してた薪割り用の斧がサビサビになっちゃった…
【錆た斧の写真】

ボックスに入れておいたから大丈夫だと思ったんだけどね…今回は斧の錆落としについて紹介しようか。
金属製道具の錆問題…。酸素と水分があると発生するので、地球上で生きている限り回避不能。とはいえ、錆付いてしまうと道具の本来の力が発揮できないのも事実。
今回は錆てしまった斧の錆び取りと錆が起きにくいメンテナンスを紹介します。
・斧の錆び取りの手順
・錆び取りに必要な道具
1.錆び取りに必要な道具
斧の錆を落としていくんだけど、必要な道具はこんな感じかな。
【錆び取りに必要な道具一覧写真】

①ラストリムーバー
・用途: 錆そのものを「化学的に溶かして除去」するための液体。
・原理: 酸性(または中性)の薬剤が酸化鉄(錆)を分解して落とす。
・特徴:①錆を根本から落とせる(表面だけでなく細かい部分もOK)。
②使用後は中和・水洗い・防錆処理が必要。
②KURE 5-56
・用途:銃克・防錆・清掃用スプレー。
・原理:浸透油が錆の隙間に入り込み、動きよ良くしたり、錆を浮かせて落とす。
・特徴:①「錆を取る」というより「動きを回復+今後の錆を防ぐ」目的。
②軽い錆や汚れの除去には有効。
③強い錆には効果が薄い。
③パーツクリーナー
→錆落としをする前に斧に着いた汚れを落とす。
④真鍮ブラシ
→ラストリムーバーで分解した錆の細かい部分まで落とすために使用。鉄ブラシもあるが金属を傷つけるため、真鍮ブラシがオススメ。
⑤ハケと皿
→ラストリムーバーを塗るために使用。
⑥スポットと水
→斧の錆が軽い場合、ラストリムーバーを2〜3倍に薄めるために使用。
⑦ウエス
→汚れをふき取るのに使用。
2.斧の錆落としの手順
写真を交えながら斧の錆落としの手順を紹介していくね。
①パーツクリーナーで斧の汚れをとる
まずはパーツクリーナーを使って斧に付着した汚れを落とすよ。
メンテナンス前に道具を綺麗にしてあげるのは基本だね。
【パーツクリーナーで斧を綺麗な状態にしている写真】

【綺麗な状態になった斧の写真】

②ラストリムーバーを斧に塗る
まずラストリムーバーを塗っていくわけだけど、酸性の液体だから必ず手袋をして塗ってね。
【ラストリムーバーを塗る前に手袋をしている写真】

早速塗っていくんだけど、今回斧の錆が強めだから原液で塗っていくよ。軽い錆なら水で2〜3倍に薄めて使ってね。
【ラストリムーバーを錆びた斧に塗っている写真】

塗ったら1〜2分くらい錆の分解を待つよ。
③真鍮ブラシで錆を落としていく
ラストリムーバーの分解が終わったら、真鍮ブラシで細かい錆も一緒に落として行くよ。
ブラシで斧の表面の錆を擦って落としてね。
【真鍮ブラシで斧の錆を落とす写真】

④ウェスでラストリムーバーを拭き取る
斧に付着したラストリムーバーを水を染み込ませたウエスで、拭き取るよ。
【水を染み込ませたウエスでラストリムーバーを拭き取る写真】

ラストリムーバーをしっかり拭き取って、最後は乾拭きで仕上げてあげてね。
⑤錆止めのKURE 5-56を斧に吹きかける
仕上げに錆止めのKURE 5-56を吹きかけて完了だね。
【錆止めのKURE 5-56を斧に吹きかける写真】

KURE 5-56は錆止めの効果だけじゃなくて、浸透油が錆の隙間に入り込むことで細かい錆落としもしてくれるから、最後の仕上げにもってこいだね。
⑥錆た斧のビフォー&アフター
最初の写真と比較すると錆がなくなって綺麗になったね
【錆た斧のビフォー写真】

【錆た斧のアフター写真】

🔧 錆を落として綺麗にしたら、次は切れ味のメンテナンスもしてみませんか?
ノコギリやチェーンソーの刃も、定期的に手を入れることで長持ちします。↓


まとめ
・メンテナンスを怠けると道具どんどん劣化する。
・道具に付いた錆はラストリムーバーを使えば簡単に落とす事ができる。
錆びた道具を放置するとどんどん道具がダメになるから、メンテナンスはすごく重要だね。
錆びた道具を放置するとどんどん道具がダメになるから、メンテナンスはすごく重要だね。


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