畑の土起こしに鍬はいらない?失敗から学んだ本当に必要な道具2つ+便利な道具3つ

畑の土起こしに必要な道具を紹介する記事のアイキャッチ画像

 手の入っていない地面で畑を始めようと思い「道具は何を揃えようか?」と考えていませんか?

実は私たち夫婦も最初に畑は土を掘り起こして、土をフカフカにしないといけないというのが分かり「畑を耕すには鍬!」という先入観から鍬を手にしましたが…
実際は硬い土と絡まった根にまったく歯が立たず、あっという間に刃が曲がってしまいました…。
そこで試行錯誤を重ねた結果、「鍬では土起こしはあまり向いていないんじゃないか」という現実と、本当に必要な道具にたどり着いたのです。
この記事では、荒れ地をゼロから開拓して畑をつくってきた私たちの経験を元に、土起こしに必要な道具を紹介します。
これを知っておけば、無駄な出費や体力の消耗を避けられるだけでなく、効率よく土を掘り起こし、ふかふかの畑づくりに一歩近づけます。

1.失敗談…鍬は土起こしに使えなかった

畑を耕すといえば「鍬」。
昔ながらの先入観もあって、私たち夫婦も「とりあえず鍬さえあれば畑づくりできるでしょ!」と軽い気持ちでホームセンターへ。

そして手に入れたのが、こんな鍬でした。

鍬をイメージするためのイラスト

ところが、いざ実際に耕してみると…まったく歯が立たない!

地面は想像以上に硬く、さらに根っこが絡んでいて、鍬を振り下ろしても刺さらないんです。

それでも「せっかく買ったんだから」と無理やり使い続けた結果――なんと鍬の刃が曲がってベコベコに…。

【ベコベコになった鍬の写真】

畑の土起こしで使った鍬が硬い土と根に負けてベコベコに曲がった失敗例

鍬=畑の必需品」という思い込みが、まさかこんな失敗につながるとは思いませんでした。

2.本当に必要だった道具2つ

では、結局「畑の土起こし」に本当に必要だった道具は何だったのか?

私たちが実際に試行錯誤して、最終的に「これさえあれば作業が進む!」と感じた道具をまとめました。

ポイントは、「掘り起こす」→「ほぐす」という2つの作業ステップ。

その具体的な道具と使い心地を紹介していきます。

①掘り起こす

剣先スコップ

畑を掘り起こすなら、迷わず 剣先スコップ!

尖った先端を地面に突き刺し、ステップに体重をかければ、固い土でもズブリと入っていきます。あとは柄をグッと引くだけで、土がごっそり持ち上がる。――この感覚、一度味わうと他のスコップには戻れません。

【尖ったスコップの先端の写真】

剣先スコップの尖った先端部分。硬い土や根に突き刺しやすい形状。

【力を入れて踏み込めるステップ部分の写真】

 

剣先スコップの踏み込みステップ部分。体重をかけて固い土を掘り起こしやすい設計。

特におすすめは、高儀の 「強力土起こしシャベル(剣先スコップ)」。

刃先に「根切り加工」が施されているので、邪魔な雑草の根もザックリ切り裂きながら作業できます。ワシら夫婦も愛用していて、畑の掘り起こしには欠かせない一本です。

『実際に使うとどうなの?』と思った方のために、写真と動画で詳しくまとめた記事です。掘り起こす瞬間の動きまで見られるので、使用感がリアルに伝わると思います👇

②ほぐす

3本鍬

掘り起こした土の大きな塊を、細かくフカフカにするなら 3本鍬 が大活躍!

【3本鍬の先端の写真】

畑の土起こしで掘り起こした土をほぐすために使う3本鍬の先端部分

先端が細く分かれているので、土を刺して軽く持ち上げるだけで、簡単に塊をほぐせます。
この作業が、ふかふかの畑土を作る第一歩。掘り起こしたばかりの土が、手で触るとサラサラになる瞬間は、ちょっとした感動です。

実際に3本鍬で土をほぐしている様子は、こちらの動画でご覧ください👇

3本鍬を使って肥料を土を混ぜる

③あれば便利な物

Ⅰ.のこぎり

剣先スコップで取りにくい、ちょっと太めの根っこを処理するのに便利。特にワシらの農地みたいに荒れ果ててると、根っこはほぼ100%あるから稼働率は高め…。あと買うなら絶対に生木を切る仕様の「荒目」!

Ⅱ手スコップ

ちょっと掘りたいって時など細かい作業の時に便利。でも、結構ガシガシ使ったりするから、買うならある程度のお値段の方が絶対にいいです。ワシらも安いのを買って何個かお亡くなりになりました…

Ⅲ片手鍬(イカ型)

裏が熊手になっていて、掘る&かき出すが両方できる。そのため、硬い根を掘り出したあとに土をかき集める作業まで一つで完結します。

失敗しながらたどり着いた道具だからこそ、自信を持って勧められるね。

うん、同じように悩んでる人に、ちょっとでも近道をしてもらえたら嬉しいな。

まとめ

今回、土起こしは「鍬では土が起こせなかった」という失敗から始まり、実際に作業して分かった“本当に必要な道具”を紹介しました。

振り返ると、土起こしには

  • 掘り起こす用の剣先スコップ
  • ほぐす用の3本鍬

この2つが基本セットだと分かりました。

さらに、ノコギリ・手スコップ・片手鍬などを補助的に加えることで、根っこの処理や細かい作業もスムーズに。

そして一番の学びは、最適な道具というのは実際に行動を起こし、手を動かしてみないと分からないということです。

失敗って大事です(笑)

私たちは失敗しましたが、この記事を読んでいただけたなら、余計な遠回りをせずに、最初の一歩をスムーズに踏み出せるはずです。

あなたの畑づくりが、少しでもラクに楽しく進みますように。

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